幸せの鐘
夕方になって3人が戻ってきて
しばらく話した後、ソファに座ってた
私の所に麻友が走ってきた。
「ねぇ、杏!
私惚れちゃった…」
「和樹くんでしょ?」
「え?!」
「麻友分かりやすいもん。
和樹くんすごくいい人だよ!!」
麻友には親友として幸せになってほしい
蒼汰君の親友だから安心できる。
和樹くんの隣にちゃっかり座った麻友
いつの間にか二人ともいい感じになって
カッブルの雰囲気を醸し出してる。
私も麻友みたいに積極的だったら
自分から甘えたりできるのかな…
「俺、麻友ちゃん送るわ。」
「おう。」
和希君の横で顔を赤くしながらたってる麻友は
もう恋する乙女。
口パクで【頑張れ】って言っておいた。
「和希くん、麻友をよろしくね?」
「うん!ちゃんと送り届けるから安心して。」
気を張ってたからか痛まなかった肋骨が
痛み始めた。
「大丈夫か?」
「ちょっと痛くて・・」
「ちょっと待ってろ。」
蒼汰くんが痛み止めとお水を
持ってきてくれて飲んでしばらくたって
痛みが引いてきた。
麻友達がうまくいきますように!
そう願って蒼汰くんと眠った。