幸せの鐘

ーーーー


「すごい似合ってるわよ!」



「浴衣初めて着ました・・」



「これ、蒼汰が頼んできたのよぉ。

杏に浴衣を着せてやりたいって。」




そうだったんだ・・・・




なんでこんなに優しいんだろ。。




髪の毛もお母さんが結ってくれて
初めて見た自分の姿。




「こんなに変わるんだ・・」



「杏ちゃんは元がいいから似合うのよ♪」



「お母さんありがとうございます!」



「楽しんできてね?」





お母さんの部屋を出て蒼汰くんの部屋に
行くと男性用着物を着てる蒼汰くんがいた。




待ってよ。



それはカッコよすぎる!!!!




女の私でも鼻血ぶーだよ!?




「やっぱり似合うな。」



「蒼汰くんが選んでくれたんでしょ?

ありがとう。」



「ったく・・言うなって言ったのに。」




蒼汰くんが近づいてきて
もうすぐキスをする!ってタイミングで
悠馬くんの声が聞こえて私達は
部屋を出た。




本家から会場まで歩いて行ける距離だから
5人で歩いて行った。



「すごい人だね・・」



「手。迷子になると困る。」



蒼汰くんと手を繋いで花火を見る場所を探した。




「ここいいんじゃない!?」



「あそこから上がればちょうど見えるね!」




持ってきてたシートを敷いて
私と麻友は待ってるように言われて
蒼汰くん達は食べ物と飲み物を
買いに行ってくれた。


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