幸せの鐘
みんなでいろんな話しをしながら
わいわいご飯を食べた。
みんなで歌を歌ってケーキを食べた。
蒼汰くんに出会わなかったら
こんなに楽しい時間を過ごすことなんて
なかったと思う・・
みんなが帰った後ソファに並んで座った。
「蒼汰君、誕生日おめでとう。」
自分の後ろに隠しておいたプレゼントを
差し出した。
「俺に?」
「うん。」
ラッピングを開けた蒼汰くんは中身を見て
びっくりしてる。
「覚えてたのか?」
「気に入ってくれた?」
「当たり前だ。
杏がくれたものなら何でも嬉しい。
大事に使う。」
私が蒼汰くんに買ったのは
ずっと前に買い物に行った時に
ほしいっていってた財布。
シンプルだけどすごいカッコいい。
喜んでくれてよかった。