幸せの鐘
「ねぇ蒼汰くん・・?」
「ん?」
「その・・あの人と・・
そういう事したの?」
ソファにもたれかかってた蒼汰くんは
ガバっと体を起こして私を見た。
「。。。」
無言って事はあの人が言ってたことは事実・・
「したんだ・・」
「した。でも気持ちのない行為だ。」
そうだとしてもちょっと複雑。
「疲れちゃたね・・・
私少しやすむね。」
これ以上一緒にいたら
ひどい事を言っちゃいそうで怖かった
「待て杏。」
私の腕を掴んだ蒼汰くんに
そのまま引っ張られて蒼汰くんの
寝室に来た。
「蒼汰くん・・!?」
「あいつとの行為は気持ちがない。
でも杏は違う。」
蒼汰くんの顔が近づいてきて
私は目を閉じた。
大人の甘いキス。
「ん、、はぁ、、」
蒼汰くんの手が服の中に入ってきて
胸に触れた。
その瞬間体がビクッとした。
あの時の事がフラッシュバックしてしまった
「杏、俺を見ろ。俺だ。」
「・・・うん大丈夫。」