幸せの鐘
「蒼汰、俺を殺してくれ。」
蒼汰くんに自分の持っていた拳銃を渡した。
でも蒼汰くんは受け取らない。
「お前を殺したりはしない。
杏が望まねぇから。」
「生地獄だな。。」
「当たり前だ。
俺の奥さんをここまでしたんだ。
お前には償ってもらう。」
三鷹は悠馬君と和希くんに連れられて
部屋から出ていった。
その瞬間体の力が抜けて
地面に体が倒れていった。
「杏!」
最後に聞こえたのは蒼汰くんの声。
次に目が覚めたときには
見覚えのある零さんの病院。
「起きたか?」
「うん。。。」
体を起こそうとすると全身に痛みが走る
「起きたら駄目だ。
杏の体はかなりダメージを受けてる。
今回はすぐには退院できねぇ。」
自分の体だから分かる怪我がかなりの重傷
だってこと。
「あの人はどうなったの。。?」
「三鷹は親父たちが対処してる。
同盟のボスを裏切ったんだからな。
でも、親父は命を取ることはしないから
安心しとけ。」
蒼汰くんに頭を撫でられてると
また睡魔に襲われた。