幸せの鐘

病院につくとすぐに診察。




「もう頭が見えちゃってるわね。

急いで先生を呼んで!」



分娩室が慌ただしくなるなか
私には経験したことのない痛みが襲ってくる





「んーーーーーー!いたいー」



「杏、頑張れ。」





先生が来てすぐにいきみ開始。




「深呼吸して〜はい!いきんで!」



「んーーーーー!!!」



それを3回繰り返した後
街に待った声が聞こえた。





「オンギャーオンギャー!」



「元気な女の子ですよ!」




女の子。。




すべての処置が終わった後
私の胸の上に赤ちゃんを連れてきてくれた





カンガルーケアって言うみたい。



産まれたばかりの赤ちゃんは
目をつぶっててもわかるくらい
蒼汰くんにそっくり。



「杏、ほんとお疲れ様。」



「蒼汰くんもそばにいてくれてありがとう」



「お礼は俺のセリフだ。

杏ありがとう。」




私は自信を持って言える。



この子を必ず幸せにするって。



何があっても私の命に変えて守り抜く。




「名前は葵に決定だな。」



「ピッタシだね!」




新崎葵。




我が家に天使みたいに可愛い
家族が仲間入りしました。




これから先、大変な事がたくさんある。



でも、家族手を取り合って乗り越えていく。




「あ、手握ってくれた!」



「まぢで可愛いな。」




ーー幸せの鐘 ENDーー
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