恋愛日記
未熟な中学時代
まず、私の中学時代に遡る。
中学一年生の頃。近くの小学校二校の生徒が一つの中学校に入学した。私は人付き合いがあまり得意な方ではないため、同じ小学校の友だちとばかり関わっていた。
入学して間もなく、先生からクラス全体にどこかの部活動には必ず参加しなければいけないと告げられた。私は小学校からの親友で同じクラスだった絵麻(えま)に誘われ、合唱部の見学に行くことになった。正直言って、あまり乗り気ではなかった。
しかし、実際行ってみると女子が比較的多く、男子部員は一人しかいなかった。でも、部員皆が仲良さそうに歌っていて、ここなら上手くやっていけるかもしれないと思った。
見学に来ている子の中に同じ小学校の子が多く、もう一つの小学校の子は数えるほどしかいなかった。男子はたったの二人だけ。少し小太り気味でおにぎりが似合いそうな子と、前髪が少し目にかかった、細身で物静かそうな子。
私はこの時から、細身の子が持つ、少しミステリアスで何を考えているのか分からないような独特の雰囲気が気になっていた。
中学一年生の頃。近くの小学校二校の生徒が一つの中学校に入学した。私は人付き合いがあまり得意な方ではないため、同じ小学校の友だちとばかり関わっていた。
入学して間もなく、先生からクラス全体にどこかの部活動には必ず参加しなければいけないと告げられた。私は小学校からの親友で同じクラスだった絵麻(えま)に誘われ、合唱部の見学に行くことになった。正直言って、あまり乗り気ではなかった。
しかし、実際行ってみると女子が比較的多く、男子部員は一人しかいなかった。でも、部員皆が仲良さそうに歌っていて、ここなら上手くやっていけるかもしれないと思った。
見学に来ている子の中に同じ小学校の子が多く、もう一つの小学校の子は数えるほどしかいなかった。男子はたったの二人だけ。少し小太り気味でおにぎりが似合いそうな子と、前髪が少し目にかかった、細身で物静かそうな子。
私はこの時から、細身の子が持つ、少しミステリアスで何を考えているのか分からないような独特の雰囲気が気になっていた。