パリへ追いかけてまで

家族に決意表明

俺は、日本へ帰国した。

家族に斉藤さんの事務所に就職する事は、コンクールの製図を郵送してからにしようと思っている。


家族には申し訳ない気持ちもあるが俺の人生は、俺のモノだ。
何としても、パリへ行く。
たとえ家族に反対されても説得して納得してもらうまでの話だ。

俺は、親父の事も尊敬している。
２代目社長は、大変だと思って小さな頃から親父に対して思っていた。
そんな親父の役に立ちたいと思って、就職もうちの会社にと思っていたが、
それは、心の底から熱望していた事では無かった事に気付けただけ俺は、マシだったのかも知れない。