パリへ追いかけてまで
みんなが笑ってる中、1人ぼう然としていた亮。

「亮、どうした? 具合悪いの?」と晶が話しかけてきた。

「え? あ… 高岡、今の子同じ大学の子?見た事ない様な…」

「え? 萌?あぁ、萌は幼なじみで〜、料理専門学校出て、
昼間は佐藤建築工業の社員食堂で働いてて〜
夜はココでアルバイトしてるんだ〜。 
春から社員食堂で萌に会えるよ〜 佐藤君はね!」

それを聞いていた純が
「え〜 ダブルワーク? 凄くない?」

「あんなに美人なら、会社の受付嬢に採用されそうな感じだけどな〜」と相良。

「萌は、昔から夢があるからその為にお金を貯めてる、偉い子なんだよ!」

オレは彼女の夢が気になった。
「ふ〜ん。 社食で…。金貯める…ため…ね…」
晶だけが、亮の変化に気がついた。

はは〜ん。 亮にも現れたな! 頑張れよ!

< 12 / 391 >

この作品をシェア

pagetop