パリへ追いかけてまで
カップ麺を食べた亮は、シャワーを浴びて着替えてから下へ降りていくと、
父親の健太郎が、会社から帰って来たところだった。

「父さん、おかえり。お疲れ様。」

「ただいま。亮、いたんだな。」

「さっき起きたんだわ。ハハハ。」

「春から社会人なんだから、生活正せよ。」

「あぁ。父さん、後で話しがあるんだけど…」

「うん? じゃあ、夕飯食べてから書斎で話そう。」

「うん。」

「あら!お父さん帰って来たの気づかなかったわ!ゴメンねー。 丁度、晩ご飯出来たよ!」

「ただいま。お母さん。着替えてくるな。」

「はーい。じゃあもうよそうからね〜。
亮も手伝ってくれる?」


「あぁ、わかった。 
この器の料理テーブルに持ってくよ。 
あと… 取り皿も持ってくわ〜」

「うん。頼むわね〜」

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