パリへ追いかけてまで
萌ちゃんと電話を切ってから、すぐに晶へ連絡。

〜…〜…

「亮かあ? どうした? 家で何かあったか?」

「晶、家族みんな認めてくれてさ。ホッとしたとこ。
あのさ〜晶、1月最初の日曜日に萌ちゃんとの勉強会のあとで、
新年会としてメシでもと萌ちゃん誘ったんだよ。
晶も一緒に行って欲しいから、連絡した。」



「はあ? 2人でメシ食えよ!
何でお邪魔な俺が、一緒になんだよ〜」

「だってさ〜 俺1人だと、話題がさ〜」

「亮! 何ヘタレな事言ってんだ!
男なら、ビシッと! キメろよ!」

「まだ、ビシッとキマらないから、晶くんに助けを求めているんですよ。」


「まったく〜。 
その日は、ガールフレンドとデートだけどキャンセルしてやるよ! ったく〜! 」


「何が、ガールフレンドとデートだよ! 
何人の子とデートするんだよ! 
午前1人、午後1人、夜1人の3人かあ?
土曜日だって、いろんなフレンドとデートなんだから付き合えよ。」

「さすが! 亮!俺の行動パターンを把握してるわ」

「何が行動パターンだよ。ただの女好きだろ!」

「ヒドイ! 亮くん! ハハハ。
まぁ、亮は、萌ちゃんが本命だから、協力します」

「ありがとうな、晶。 
でもさ、女の子たちを大切にしろ。
それじゃあないと本命の子に逃げられるぞ!」


「あぁ、そうだな。学生生活も終わるし、
そろそろ、遊びも卒業するか! ハハハ。」

「おぉ! また連絡するわ。じゃあ!」

「ハイよ! じゃあな。」 ピッ!

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