パリへ追いかけてまで
亮の突然の告白に 口をポカーンと開けて亮を見ていた。

ハッ!と 気付き、


「佐藤さん。ありがとうございます。凄く嬉しいです。
でも私… パリへ行くし、見習いコックの間は、
誰とも付き合わないって決めたんです。……」


萌も 亮の事が好きだが私の性格からして、
今付き合えば亮の事も仕事の事もどちらも中途半端な事になる…
胸が裂かれるような気持ちで…


「ゴメンなさい…。」

萌は、泣きそうななりながら震える声で答えた。

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