パリへ追いかけてまで
「け、け、結婚?」


「あぁ。 萌ちゃんが見習い卒業したら俺と婚約して欲しい。 
俺も、死に物狂いで頑張るから…。」

「ありがとう。 でも…
佐藤さんとは付き合えない…
何年かかるかもわからないし、佐藤さんの時間を奪うような事はしたくない…で…す…」

萌は、ポロポロ涙を流して 泣いてしまった。

「わかったよ…萌ちゃん。
君が見習いを卒業したらもう一度、告白する!
それから決めてよ。
でも、パリへ行っても 口説くからね!
俺も、萌ちゃんへの気持ちは本気だから!」


亮も必死だ。
これで終わる訳にはいかないんだ!
萌ちゃんは、俺の特別なんだから……

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