パリへ追いかけてまで

そこへ　高岡舞、岩田彩花、大崎里奈が、走って来た。

「亮くん！　晶くん！　今日の謝恩会行くよね〜？」

「うん！　行くよ！　フットサルのメンバーと最後だからね〜。
じゃあ舞ちゃんたち！　またあとでね〜」

晶は、携帯ですぐに亮にメール。

「ねぇ〜、亮くんも来るでしょう？」

その時、亮の携帯が　鳴り出した。

「ちょっとゴメン　高岡…」

亮がメールを見ると、すぐ目の前にいる晶からだ。

"アイツらしつこいから、

謝恩会行く事で話ししとけ！"
携帯を見てから、

「ゴメンな高岡。メールだった。謝恩会だろ？
サークルメンバーと最後のドンちゃん騒ぎしないとなぁ〜。
高岡も岩田も大崎も行くだろ？」

「うん。　亮くんと晶くんが行くなら行く！」

「何だそれ〜　俺たちなんかより、イケメンをゲットしとけよ〜 ハハハ！」

「私たちは、フットサルメンバーがいれば楽しいからね〜。
イケメンなんて、彼女持ちだし！」

「宮本くん、相良くんも　来る？」

「相良に電話するわ」

〜…〜…

「おお！晶！今どこ？　謝恩会行くよな？」

「お前は？」

「もちろん行く！」

「帰りさ〜、大崎を送ってもらえる？」

「え！なんで俺なんだよ〜 高岡たちと一緒だろ？」

「今日だけ、頼むわ〜」

「何か知らないけど、わかったよ。」

「じゃあね〜。」 ピッ！

「大崎〜、　俺に感謝してよ〜！」

「ありがとう！晶くん！」
大崎里奈は、真っ赤な顔になって、晶にお礼を言った。

女子3人は、里奈の事で盛り上がった。

晶の気を逸らす作戦が成功したようだ。

みんなで、じゃあまたあとで〜 っと別れた。