パリへ追いかけてまで
「俺がパリに行ったら、レストランに食べに行くな」

「ハイ。待ってます!」

「俺は、会社帰りに夕飯食べに行くから!」

「ハイ。待ってます。ハハハ。」

「亮! お前のアパートは、レストランの近く?」

晶は、レストランの上のアパルトマンに住む事を知っているが、ワザと質問した。

「お前〜……。」

「佐藤さん。秋から住むアパルトマン決まったんですか? どこですか?」

「…………う…ん…。 決まってる……。」

「白状しろよ〜ほら、な!亮〜く〜ん?」

「え! どこですか?」

「ル トレッフルの 上のアパルトマン!」

「ギャハハ!ギャハハ! 萌ちゃん、
秋から亮くんの事 ヨロシクね〜!」

「え〜! お店の上! 」

「そう。条件を言ったら、たまたま出る人がいて…
そういう事だから、ヨロシクね! 萌ちゃん。」

「あ、は、い。 宜しくお願いします…」

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