パリへ追いかけてまで
3/15 は引っ越しで忙しいと思い、
萌の自宅にプレゼントとクッキーを持って来た亮。

ピンポンを押す。

うわぁ〜!めっちゃ緊張する〜

「はーい。」 と出て来たのは、萌のお母さんだった。

「初めまして! 私、萌さんの友達の佐藤 亮と申します! 
萌さんいらっしゃいますか?」


「佐藤 亮さん? あ!フランス語の勉強教えていただいてる? 
レストランも貴方のおかげで働ける事になったのよね?」

「あ〜 はい。」

「今、萌はね、郵便局に行ってて、すぐ戻るので、
どうぞ、上がって下さい。」

「あ、いえ、私も連絡なしで突然伺ってしまって、すみません。」

「大丈夫よ。 さあ、どうぞ!」

「はい、 では…お邪魔します。」

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