パリへ追いかけてまで
萌のお母さんが、お茶を出してくれた。

「佐藤さん、本当にいろいろとお世話になりありがとうございます。」


「いいえ。こちらこそ、萌さんの努力する姿を見て
僕自身も、刺激をうけまして…
本当の自分と向き合う事ができたんです。
萌さんには、感謝しています。」


「そうなんですか? 萌から聞いたんですが、
佐藤さんもパリの建築事務所に就職が決まったとか、おめでとうございます。」

「はい。 ありがとうございます。」
< 183 / 391 >

この作品をシェア

pagetop