パリへ追いかけてまで
「高岡…俺は、バレンタインの日にキチンと
お前とは付き合えないって、
断ったつもりなんだけどさ、
もう一度言うよ。 
俺は、お前とは付き合わない!

なぜなら、前にサークルの控え室で、
高岡が 俺と付き合うと自慢できるとか、結婚したら、ラクできるとか、本心を話てたのを聞いちゃったんだよ。 
そんな、ウラがあるような高岡のことを好きとか嫌いとかの前に、
俺にとって信頼できる相手ではないんだわ。」

「佐藤くん… 。 こんなに好きなのに…」

「高岡は、俺の条件が好きなんだよ……。
俺の話しは、終わったから、帰るわ。
晶に、しつこく電話しないでくれ。
春から社会人として、頑張れよ。 じゃあ。」


亮は、注文したコーヒーは、飲まずに伝票を持って会計して、帰って行った。


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