パリへ追いかけてまで
カトリーヌさんが、こちらへ歩いて来た。

「ゴメンね。萌ちゃん。お酒の注文をしてたから…
この店は、どう?」

「はい。オーナーとカトリーヌさんの雰囲気そのままって感じで、安心出来ます。」

「良かった〜。 変な店で働かされると言われたら、どうしようと思ってたのよ〜。 
良かった。
あ、ゴメン。
良介〜 10分早いけど、オープンの札出そうか?」

「あぁ、頼む。 じゃあ、メニューを持ってくな〜」

カトリーヌさんは、ドアのcloseの札をひっくり返しOpenに変えた。
良介さんが、厨房へ行き、オープンを知らせた。

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