パリへ追いかけてまで
そして私たちの席にメニューを持ってきた。

「好きな物を注文してね。」

「ありがとうございます。」

「今日は、お水にするな。」

「はい。」

「さあ、萌ちゃん。何にする?」

「あ、お魚料理もあるんですね! 

あぁ〜どれも 美味しそう。悩んじゃいます…」

「じゃあ、私と半分こする?」

「良いんですか? お行儀悪いけど、そうしてもらえると嬉しいです!」

「じゃあ、お魚と牛肉のコースにして、取り皿も
もらいましょうか。」

「ハイ。 嬉しい!」

「お決まりですか?」

「はい。このコースと、このコースで…」

「畏まりました。ただ今お水をお持ちいたします。」

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