パリへ追いかけてまで
前菜が運ばれてきた!

わぁ、綺麗〜、食べるのがもったいない…
ジーっと料理を見つめている私に

「萌ちゃん、どうしたの?」

「とても綺麗な前菜で、食べるのが、
もったいないんですぅ。 ハハハ。」

「ふふふ。」

萌は、恐る恐る一口パク! 美味しい!

ソースが、何とも言えないが、美味しい!

ニコニコしていると、向かいのカトリーヌさんも微笑んでいた。

「美味しい〜 こんなソースはじめてだな〜」

「ふふふ。」

「ワインでもないような〜 何だろ? 
さっぱりしてるけど…」

「フレンチの勉強になるかしら、うちの店は。」

「はい。日本とは、違います! あぁ、嬉しいです。
佐藤さんには、本当に感謝だなぁ〜」


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