パリへ追いかけてまで
「スゴイ! 私も今、週末にフランス語会話通っているんですけど、難しくて… へへへ」

「じゃあさ、亮にタダで教えて貰えば?」と晶が萌に提案した。

「あぁ、君の持ってるテキストで復習する?」とオレもチャンスを掴もうと必死で話す。

「う〜…んちょっと、考えても良いですか?」

「じゃあさ、亮と連絡交換しておいてさ〜
それに返事ちょうだいよ! ね!」

「ハイ。今、仕事中で携帯はロッカーなのでID教えて貰えますか?
今、紙とペン持ってきます」
と店のレジへ向かう萌。


「さすが、百戦錬磨の晶くん。」

「ヘタレな亮くんには、難しいだろう?頑張れよ、亮。 焦るな。
彼女の夢を応援しながら見守る気持ちでいくと良いかもな〜」

「出来るかなぁ、気持ちが先走りしそうだわ。ハア〜」

そこへ萌が戻って来た。
「お待たせしました!生ビール1つと、紙とペンです。 お願いします!」

「ハイ。オレのIDな!」

「ハイ。ありがとうございます。じゃあ近いうちに連絡しますね!」


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