パリへ追いかけてまで
「ハハハ!斉藤さん! 貴方は誠実な方だなぁ!
はい。大丈夫です。
全てわかってます…
その上で、亮をパリへ出すと決めたんです。
亮の上の兄弟も承知しています。 
大丈夫です!
ウチにも、腕の良い設計士がいますから!ハハハ」

「お父さん、 イヤ、佐藤建築工業 社長。
ありがとうございます!」

「こちらこそ、新人でヘマすると思いますがどうか、ヨロシクお願いします。」

襖を開けず、2人の会話を聞いていた 亮…
うっすら涙を浮かべていた。

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