パリへ追いかけてまで
亮は、店員さんに試着すると、伝えている。

アレよアレよと、店員さんに試着室に案内され試着する事になった。

Tシャツとスキニーを脱ぎ、ワンピースに着替える。
後ろのファスナーが上手く上がらない。

試着室から顔だけ出すと、店員さんが気付いて試着室にきて、ファスナーを上まで上げてくれた。

試着室から出てもう一度試着室の鏡で全体をチェックすると、 
店員さんが、
パンプスを出してサイズが合うか履いてみてと言われ、履いてみる。 
ジャストサイズだった。 

それを少し離れたところで、亮が見ていた。
亮は、薄いボレロ風のカーディガンを持って萌に近づき、
「萌ちゃん、コレを羽織れば良いと思うんだけど。」

「うん。」 羽織ってみると、
キチンとした感じになりバランスも良くなった。 

そして、店員さんに、パーティーバックもコーディネートしてもらい。 
一式買ってくれた。

亮は、
「副賞が、あるからさ! 大丈夫!これくらい。」
と、ニコニコして私の周りをまわりながら、
「可愛い! 似合う〜 」と言ってくれた。


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