パリへ追いかけてまで

年明けに、カトリーヌさんとも打ち合わせした通り、
ウチのお母さんと、亮のお母さん2人でパリに来る。

ウェディングドレスと、タキシードをカトリーヌさんと一緒にお店へ行って決める。

亮が、お母さん2人の飛行機と、ホテルを予約した。
亮はいつもネットで予約して、そのまま空港だが、
お母さん達だとわからないかもしれないので、わざわざ年末の航空会社でチケットを発券してもらい、2人に渡した。

「空港には、俺が迎えに行くから、ホテルまで送るから、安心してね。」

「亮！頼むわね！私は、英語もフランス語もダメだから〜」

「わかってるよ。萌と2人で行くからさ。」

「ありがとう。」

「岡田さんへのお土産は何を持って行けば良いかしら？」

「日本酒が好きみたいだから、お祝いラベルの日本酒が良いと思う。」