パリへ追いかけてまで
本当にバタバタと決まっていき
新居は、亮のデザインでリフォーム中。

休みの日は、亮も現場に入って大工さんを手伝っている。
斉藤さんも、リサさんのお婆ちゃんのアパルトマンをリフォームするらしく、
亮とも、いろいろ話している。
リサさんの方は、畳を入れるらしくうちも6畳分入れる事にした。

斉藤さんは、「亮!アイデア盗むなよ〜」

「え〜、日本人だから畳の空間が欲しいんですよ〜
デザインは、盗んでませんよ〜。
畳の発注は、ウチの分も入れて下さい。
お願いします!
それと、ウチも日本式のお風呂にするので岡田邸のと一緒に発注かけますね〜」

「オイ!亮。 マネするなよ〜 」

「ウチは、色違いですから〜。
あ!ウチの玄関扉なんか、凄いんですよ!
カタログ見ます? 
車みたいにリモート式なんですよ!」

「リモートって… 鍵をガチャガチャしないって事?」

「ハイ。赤ちゃんを抱っこしたまま扉の取っ手を開けると開くんですよ〜! 
便利でしょう!
鍵穴がないから、防犯にもなるし〜」

「カタログ見せろよ〜! エッ! こんな高いの?
あ、でも、断熱効果すごいなこれ。う〜ん。
岡田邸も コレにする!」

「あ〜、斉藤さん マネしてる〜」
コスト削減になるので、お互いに得したのだ。


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