パリへ追いかけてまで

「佐藤さんは、モテるって舞が言ってたから、
あ〜！　
彼女さんは、私にフランス語を教えるの怒ってませんか？　
今、気がつきました。すみません。」

「いや、オレにはずぅーと彼女はいないんだわ」

「へっ？　ずぅーといない？え〜まさか〜」

「イヤ、ホントだから！晶に聞いても良いよ！」

「佐藤さんなら、たくさん告白されてそうだけど？」

「確かに、告白はされるけど好きでもない子と付き合えないからさオレは… 。
それに！　喋った事もない子からだと、更に怖い感じがするんだよ〜。
オレの噂とか、イメージだけで告白されても王子様でもヒーローでもない。
ただの学生ってだけだからオレは…」


「う〜ん。確かに！喋った事ない人からだと怖いよね〜
部屋に佐藤さんの写真とか貼ってそう！
ハハハ。あ、ごめんなさい。」