パリへ追いかけてまで
結婚生活
新婚旅行に出発したパリの空港。

ただ今、搭乗待合室の私と亮。

「萌〜、昨日からの疲れもあるからさ、機内でたくさん寝とこうな!」

「うん。そうする〜。」

亮は、小声で 
「あのさ〜、赤ちゃんなんだど…
その… ハネムーンベイビーになっても良いか?」

「え? そうだね。
もう夫婦だし自然に任せよう。」

「おぉ。 ありがとう萌〜。
オレは、萌に似た女の子が良いなあ〜」

「ハハハ! 私は健康ならどちらでも良いなぁ〜
私は、ひとりっ子だったから、
亮みたいに兄弟がいるのが 羨ましいよ〜」

「そうかぁ? 萌がコックに復帰できないくらい作っても良いけど? 5人くらい?」

「え! 5人は無理! 2人か3人かなぁ〜……」

「よし! 子供のことは、任せておけ!
すぐに出来ると思うからな! ハハハ。楽しみ〜」

「あの〜、お手柔らかにお願いします…」

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