パリへ追いかけてまで
「は〜! 萌さん。よく聞いて下さい。
貴方は、鈍感な天然なので、助かります!
美人で気が利いて、仕事もできるからモテモテなんだよ〜 萌は!」

「は?〜 初めて聞いたよ。ハハハ!
美人?仕事ができる?そうなの? 」

「ハワイでも、気をつけろよ!
母さんじゃあないけど、迷子とか〜
あと!ナンパ! 
いいか萌、俺から離れるなよ〜!」

「うん! 英語は、全然ダメだから亮にくっついてくからね!」

「よしよし! そうしてくれ!」

搭乗案内のアナウンスが流れた。
2人は、顔を見合わせて、微笑んだ。

< 341 / 391 >

この作品をシェア

pagetop