パリへ追いかけてまで
雑貨屋さんを出た2人は大きな商業ビルのショップで
亮のカーディガンを買いながらビルの中をウィンドウショッピング。

途中で、萌がジュエリーショップに飾ってあるネックレスを立ち止まって見たり
輸入食材の店を見て試食したり、
休憩にカフェでお茶を飲みながら、今流行ってるファッションや、TVのドラマや映画の話しで盛り上がり楽しい時間だった。

もう帰る時間だ。

2人は駅に向かう間も亮が指差すものを、フランス語で萌が答える遊びをしながら駅へ。


駅に着いた時、亮は輸入雑貨屋さんで買った買い物バックを萌に渡した。


「ハイ。萌ちゃん!オレから習い事バック用にプレゼント〜! 
フランス語のテキスト入れだよオレが、持てるような絵柄じゃあないから、絶対に受け取ってネ!
でも、ボディシャンプーは、オレが使うから」


「え〜! 習い事バック? ハハハ。
そっかあ、フランスの絵本のキャラクターだ!
ありがとうございます!
キャンパス地でしっかりしたバックだ。
じゃぁ来週からこれに入れますね」


「大した物じゃあないけど…
気合いを入れて、頑張ろうな! 
晶もフランス語は出来るからたまに3人でも、勉強しような!」


「はい。ありがとうございます。来週も宜しくお願いします。佐藤さん。」

「あぁ、こちらこそよろしくな!
じゃあ、気をつけて。明日から仕事も頑張ってな」

「は〜い。じゃあまた来週。」


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