パリへ追いかけてまで


萌は、すぐ病衣に着替えて、

トイレにも行くように指示された。

亮は、萌を抱えながらトイレに連れて行った。

萌が、ベットへ横になると、お腹に胎児の

心音を、聞く装置などつけられる。

途中で何度も 陣痛の痛みがあるらしく、

お義母さんが腰をさすり、亮に陣痛の痛みがきたら

こうしてあげてと 教えてた。



「俺も 赤ちゃん雑誌で読んでたけど、ダメだ!

全部ぶっ飛んでるわ! ハハハ…

萌、頑張れ。 もうすぐ赤ちゃんに会えるからな!」


「うん! 頑張る。赤ちゃんも頑張ってるもんね!」


「萌ちゃん、頑張って〜。 お水飲む?」

「はい。飲みます。 ゔ! う〜きた〜 」


「7分間隔 になったぞ! 」



「うん。 ふ〜 お水飲むね。

あ、亮、産まれたら、オーナーとマリーさんにも

電話してね。」


「うん。わかってる。」


「亮、お父さんから電話だから、

休憩室に行ってくるね!」


「うん。」

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