パリへ追いかけてまで
少しして、亮が廊下に来たがぼう〜としてる。

「亮、感動したでしょう? 
これからは、亮がしっかりと萌ちゃんと赤ちゃんを守っていきなさいよ!
ホラ。しっかり!」
背中を バシ!っと 叩いた直美。

「あぁ。そうだな! ただ家族が増えたって喜んでる場合じゃないな! 
あ。オーナーとマリーさんに電話するわ!」

「私も、萌ちゃんのお母さんとウチのお父さんに写メ送らなきゃ!
名前は? 決まったの?」

「うん。一応、萌に聞いてからお知らせします。」

しばらくして、ストレッチャーに乗せられて病室に戻った萌だが、眠っていた。

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