パリへ追いかけてまで
「こんばんは!良介さん。今日はすみません。」
「よう!拓海!
佐藤君は奥の席に案内したから、料理は20分後から出し始めるぞ!」
「ハイ。お願いします。」
斉藤 拓海が、亮の席に近づいて来た。
「こんばんは。遅くなって済まないね。
はじめまして、佐藤 亮さん。斉藤 拓海です。」
「はじめまして! 佐藤 亮です!
お忙しい中、面接をして下さって本当にありがとうございます。」
「お料理が来るまで、少し質問するね!
なぜ、内定貰ってるこんな時期に…
しかも、ヨーロッパで 働きたいと思ったの?」