ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
「星くんは詳しいね。私よりも詩恩のこと理解してる」
「いやいやそんな。言っとくけど、今の詩恩があるのは北松ちゃんのおかげだからね? 北松ちゃんがいたから、詩恩はあんなに色んな人と話せるようになったんだよ」
「そうなの……?」
「って、詩恩が言ってた」
嘘……!
いつも冷たくあしらうくせに……。
「あいつツンデレなの?」
「じゃない? 俺らの前ではツンで、先生や先輩の前ではデレデレしてるから」
あー……そういえば先輩達と話してる時、すごくニコニコしてたもんなぁ。
「うわぁ……さすが腹黒」
「アハハ! 多分素直になれないだけだよ! 本当は俺らのことめっちゃ好きだと思う!」
「可愛いやつめ!」と笑う星くん。
心が広いなぁ。
きっとお互いに信頼し合っているからこそ、色々冗談も言い合えるんだろうな。
「本当に嫌なら関わらないと思う。ましてや、一緒に遊びに行くとか、服を貸すなんてしないはずだよ。多分あいつは、人とベタベタするのが苦手なんだと思う。俺がノリで抱きつこうした時、めっちゃ拒否られたし」
拒否する姿を想像してフフッと口角を上げる。
星くんのおかげで、少し沈んでいた心が軽くなった。
「いやいやそんな。言っとくけど、今の詩恩があるのは北松ちゃんのおかげだからね? 北松ちゃんがいたから、詩恩はあんなに色んな人と話せるようになったんだよ」
「そうなの……?」
「って、詩恩が言ってた」
嘘……!
いつも冷たくあしらうくせに……。
「あいつツンデレなの?」
「じゃない? 俺らの前ではツンで、先生や先輩の前ではデレデレしてるから」
あー……そういえば先輩達と話してる時、すごくニコニコしてたもんなぁ。
「うわぁ……さすが腹黒」
「アハハ! 多分素直になれないだけだよ! 本当は俺らのことめっちゃ好きだと思う!」
「可愛いやつめ!」と笑う星くん。
心が広いなぁ。
きっとお互いに信頼し合っているからこそ、色々冗談も言い合えるんだろうな。
「本当に嫌なら関わらないと思う。ましてや、一緒に遊びに行くとか、服を貸すなんてしないはずだよ。多分あいつは、人とベタベタするのが苦手なんだと思う。俺がノリで抱きつこうした時、めっちゃ拒否られたし」
拒否する姿を想像してフフッと口角を上げる。
星くんのおかげで、少し沈んでいた心が軽くなった。