ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
7月。
期末テストも終わり、もうすぐ来る夏休みに生徒達は胸を踊らせていた。
しかし──私には1つだけ不安を抱えていることがあった。
「えー、三者面談についてですが──」
ホームルーム中、担任の先生からプリントが配られた。
ついにこの季節がやってきた……。
中間に比べて、期末の成績少し悪かったんだよね……。
お小遣い減らされたらどうしよう。
「今配った紙は、必ずご家族に見せて、日程の確認をしてもらって、変更がある場合は早めに教えてください」
「はーい」と、返事をする生徒達。
面談にはお母さんが来る予定だ。
どうかお小遣いの減額だけはありませんように。
お願いします。
ホームルームが終わり、スマホを見ると詩恩からメッセージが届いていた。
詩恩から連絡がくるのは、先月の電話以来。
あの時様子が変だったのは具合が悪いからだと思っていたけど……次の日に聞いたら、『親から連絡が来たからビックリしただけ』って。
多分、ママが詩恩のお母さんに伝えたんだろうな。
いつもの淡々とした口調で話してくれたけど、連絡が来てビックリするくらい、家族と連絡取ってないのかな。
期末テストも終わり、もうすぐ来る夏休みに生徒達は胸を踊らせていた。
しかし──私には1つだけ不安を抱えていることがあった。
「えー、三者面談についてですが──」
ホームルーム中、担任の先生からプリントが配られた。
ついにこの季節がやってきた……。
中間に比べて、期末の成績少し悪かったんだよね……。
お小遣い減らされたらどうしよう。
「今配った紙は、必ずご家族に見せて、日程の確認をしてもらって、変更がある場合は早めに教えてください」
「はーい」と、返事をする生徒達。
面談にはお母さんが来る予定だ。
どうかお小遣いの減額だけはありませんように。
お願いします。
ホームルームが終わり、スマホを見ると詩恩からメッセージが届いていた。
詩恩から連絡がくるのは、先月の電話以来。
あの時様子が変だったのは具合が悪いからだと思っていたけど……次の日に聞いたら、『親から連絡が来たからビックリしただけ』って。
多分、ママが詩恩のお母さんに伝えたんだろうな。
いつもの淡々とした口調で話してくれたけど、連絡が来てビックリするくらい、家族と連絡取ってないのかな。