ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
◇
「北松さんの成績はこちらです」
三者面談当日。
先生から手渡された成績表を受け取り、母と一緒に目を通す。
良かった、予想よりもそこまで悪くない。
中間で点を稼いでおいて良かったぁ。
「期末で点数が落ちてたから、2学期は気をつけてね」
「はい……」
あぁ……先生、どうして余計なことを言っちゃうの。
点が落ちてたのは自分でもわかってるって……。
「明莉」
「……はい」
神妙な表情で成績表を見ている母に恐る恐る返事をした。
お願いします、どうかお小遣いだけは……。
「……点数が落ちてこの成績なら、ちゃんと勉強したらもっと上がるんじゃない?」
「え……?」
予想と反する反応に目を見開いた。
「そうね。提出物を全部出すようにしたら平常点も上がると思うよ」
「すみません。うちの子忘れ物が多くて……」
「先生! それ言わないで!」
怒られるか心配していたけれど、気まずい空気になることもなく無事に終了。
お小遣いも減額されることはなかった。
「北松さんの成績はこちらです」
三者面談当日。
先生から手渡された成績表を受け取り、母と一緒に目を通す。
良かった、予想よりもそこまで悪くない。
中間で点を稼いでおいて良かったぁ。
「期末で点数が落ちてたから、2学期は気をつけてね」
「はい……」
あぁ……先生、どうして余計なことを言っちゃうの。
点が落ちてたのは自分でもわかってるって……。
「明莉」
「……はい」
神妙な表情で成績表を見ている母に恐る恐る返事をした。
お願いします、どうかお小遣いだけは……。
「……点数が落ちてこの成績なら、ちゃんと勉強したらもっと上がるんじゃない?」
「え……?」
予想と反する反応に目を見開いた。
「そうね。提出物を全部出すようにしたら平常点も上がると思うよ」
「すみません。うちの子忘れ物が多くて……」
「先生! それ言わないで!」
怒られるか心配していたけれど、気まずい空気になることもなく無事に終了。
お小遣いも減額されることはなかった。