ライオン少女は宇宙系男子を落としたい




「雄基さん! お久しぶりです!」

「久しぶり~!」



約20分後。コンビニの駐車場で星くんと合流した。



「あ、はじめましてだよね? 詩恩と同じクラスの星健です! よろしくね!」

「こちらこそ。明莉のクラスメイトの光野千夏です。よろしくね」



車内で初対面の2人が挨拶し終えたところで、晩ご飯の話に移る。



「この後一旦家に荷物運んで、その後スーパーに材料買いに行こうと思ってるんだけど、何か食べたい物ある?」

「はいはいはい! 私はお肉が食べたいです!」

「はい! 俺も北松ちゃんと一緒です! 特に焼き鳥が食べたいです!」



すかさず手を上げて発言。
すると、前に座っている星くんも後に続いて希望を口にした。



「おぉっ、食欲旺盛だね! 任せて!」

「「ありがとうございます!」」



一緒にお礼を言うと、星くんが振り向いてニコッとピース。

自分もピースを返した。


今夜は肉祭りだ……!



「2人ともすごいね。私は夏バテで食欲不振なのに」

「俺も。ここ最近は食べる量減ったよ。時々シリアルだけの日もあるくらい」

「え⁉ シリアルだけ⁉」



助手席から聞こえた声に大きく反応した。
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