ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
「北松ちゃんって乙女座だったよね?」
「うん! あれ? でも前に獅子座って……」
「あれは月星座で、誕生日の星座は太陽星座って言うんだよ! んで、その乙女座が、確か西の空にあるはずなんだけど……まだ見えるかなぁ?」
「どこどこ~?」
先程とはうって変わって、明莉は健と楽しそうに星空を眺めている。
俺よりも健のほうが教え方上手いかも……。
「そんなに肩を落とさないで?」
落ち込んでいるのをみかねた光野さんが慰めにやって来た。
「……さっきは取り乱してごめんね」
「いいよ、大丈夫。それだけお兄さんのこと大切に思ってるんでしょう?」
「うん……俺、勝手に元カノ達と光野さんを重ねてた。本当にごめん」
深々と頭を下げて謝罪すると。
「……宇宙系男子はブラコンだったか」
「えっ……?」
またブラコンって言われた……。
って、ツッコむところはそこじゃない。
「宇宙系男子って、俺が宇宙オタクだから?」
「うん。それもあるし、冬川くんって宇宙みたいに未知でちょっと不思議だから。正直、自炊してるって聞いた時、全然イメージなかったからビックリしたよ」
「うん! あれ? でも前に獅子座って……」
「あれは月星座で、誕生日の星座は太陽星座って言うんだよ! んで、その乙女座が、確か西の空にあるはずなんだけど……まだ見えるかなぁ?」
「どこどこ~?」
先程とはうって変わって、明莉は健と楽しそうに星空を眺めている。
俺よりも健のほうが教え方上手いかも……。
「そんなに肩を落とさないで?」
落ち込んでいるのをみかねた光野さんが慰めにやって来た。
「……さっきは取り乱してごめんね」
「いいよ、大丈夫。それだけお兄さんのこと大切に思ってるんでしょう?」
「うん……俺、勝手に元カノ達と光野さんを重ねてた。本当にごめん」
深々と頭を下げて謝罪すると。
「……宇宙系男子はブラコンだったか」
「えっ……?」
またブラコンって言われた……。
って、ツッコむところはそこじゃない。
「宇宙系男子って、俺が宇宙オタクだから?」
「うん。それもあるし、冬川くんって宇宙みたいに未知でちょっと不思議だから。正直、自炊してるって聞いた時、全然イメージなかったからビックリしたよ」