ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
なるほど。
文化祭が終わった後、やたら変な名前が飛び交ってたかと思ったら。
コンテストに出てた人達のあだ名だったのか。
雪の妖精ってことは、可愛らしい女装だったのかな。
「それで、もう1回謝りに行くの?」
「うん。クラスはわかってるし。早いほうがいいと思って」
あまり長引かせると、それこそ印象が悪いと思われそうだし。
昼休みに行こうと思っている。
それに、本当にシオンくんかどうかも確認したいし。
「そっか。頑張れ」
「……途中まででいいから一緒に来てほしいんだけど」
「えーっ、部活の準備があるから行けないよ」
そうだった。
確か今日は、対面式と部活体験があるんだった。
……仕方ない。1人で行くしかないか。
◇
スー……ハー……。
食事を終えた昼休み。
今、2年2組の教室のドアの前に立って深呼吸をしている。
いつもなら、「失礼しまーす!」って明るくいけるんだけど、好きだった人がいるかもしれないと思うと……。
あぁ、緊張で手汗かいてきちゃった。
「あのー……どうかしましたか?」
なかなか入れず立ち尽くしていると、このクラスの生徒らしき女の子が声をかけてきた。
文化祭が終わった後、やたら変な名前が飛び交ってたかと思ったら。
コンテストに出てた人達のあだ名だったのか。
雪の妖精ってことは、可愛らしい女装だったのかな。
「それで、もう1回謝りに行くの?」
「うん。クラスはわかってるし。早いほうがいいと思って」
あまり長引かせると、それこそ印象が悪いと思われそうだし。
昼休みに行こうと思っている。
それに、本当にシオンくんかどうかも確認したいし。
「そっか。頑張れ」
「……途中まででいいから一緒に来てほしいんだけど」
「えーっ、部活の準備があるから行けないよ」
そうだった。
確か今日は、対面式と部活体験があるんだった。
……仕方ない。1人で行くしかないか。
◇
スー……ハー……。
食事を終えた昼休み。
今、2年2組の教室のドアの前に立って深呼吸をしている。
いつもなら、「失礼しまーす!」って明るくいけるんだけど、好きだった人がいるかもしれないと思うと……。
あぁ、緊張で手汗かいてきちゃった。
「あのー……どうかしましたか?」
なかなか入れず立ち尽くしていると、このクラスの生徒らしき女の子が声をかけてきた。