ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
「あっ……あの、このクラスに冬川くんっていますか?」
「あぁ、いますよ。さっき図書室で見かけました」
「わかりました! ありがとうございます!」
彼の居場所を教えてもらい、小走りで図書室へ。
この学校には校舎の他に別館があって、そこが丸々図書室になっている。
3階建てだから、図書館みたいな感じかな。
渡り廊下を通り、図書室の中へ入る。
相変わらず広いなぁ。最後に来たの、半年くらい前だったっけ。
本にあまり興味がないから、片手で数えるほどしか行ったことがないんだよね。
1階と2階を回ったけど、彼らしき姿は見つからず。
3階に上がり、辺りを見渡すと。
あっ、いた……!
窓際の席で読書中の彼を発見。
眼鏡かけてる……!
待って待って⁉ こないだの写真とそっくりなんだけど⁉
「冬川くん、はいこれ」
「あっ、ありがとうございます」
本棚の陰に隠れて様子をうかがっていると、先輩らしき女の人が彼に本を手渡した。
っ、同じだ……。
本を受け取った彼の頬に現れたえくぼ。
その瞬間──冬川くんとシオンくんが同一人物であると確信した。
「あぁ、いますよ。さっき図書室で見かけました」
「わかりました! ありがとうございます!」
彼の居場所を教えてもらい、小走りで図書室へ。
この学校には校舎の他に別館があって、そこが丸々図書室になっている。
3階建てだから、図書館みたいな感じかな。
渡り廊下を通り、図書室の中へ入る。
相変わらず広いなぁ。最後に来たの、半年くらい前だったっけ。
本にあまり興味がないから、片手で数えるほどしか行ったことがないんだよね。
1階と2階を回ったけど、彼らしき姿は見つからず。
3階に上がり、辺りを見渡すと。
あっ、いた……!
窓際の席で読書中の彼を発見。
眼鏡かけてる……!
待って待って⁉ こないだの写真とそっくりなんだけど⁉
「冬川くん、はいこれ」
「あっ、ありがとうございます」
本棚の陰に隠れて様子をうかがっていると、先輩らしき女の人が彼に本を手渡した。
っ、同じだ……。
本を受け取った彼の頬に現れたえくぼ。
その瞬間──冬川くんとシオンくんが同一人物であると確信した。