ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
「北松さん」
「はいー?」
机におでこをつけてぐったりしていると、頭の上から名前を呼ぶ声が聞こえ、ゆっくり顔を上げる。
「男子の応援団、俺がやることになったから挨拶しとこうかなって。よろしくね」
「あぁ、こちらこそよろしくね~」
挨拶してきたのは、今年同じクラスになった南くん。
南くんならガタイもいいし声量もあるから安心だ。
きっと赤組を優勝に導いてくれるだろう。
◇
応援団同士仲を深めるため、南くんと一緒にお昼ご飯を食べることにした。
「詩恩と同じクラスだったの⁉」
「うん。まさか北松さんと友達だなんてビックリだよ」
南くんはくしゃっと笑って、私の倍はあるであろう、大きな弁当箱に入った白ご飯を口に運んだ。
ビックリするのも無理はない。
タイプが正反対だもん、なんで友達になれたんだろうと思うよね。
「へぇ~! プラネタリウムで出会うなんてロマンティックだね~!」
「そう! 出会いは最高だったの! でも、本人はロマンの『ロ』の文字もないくらい冷めててさぁー」
「はいー?」
机におでこをつけてぐったりしていると、頭の上から名前を呼ぶ声が聞こえ、ゆっくり顔を上げる。
「男子の応援団、俺がやることになったから挨拶しとこうかなって。よろしくね」
「あぁ、こちらこそよろしくね~」
挨拶してきたのは、今年同じクラスになった南くん。
南くんならガタイもいいし声量もあるから安心だ。
きっと赤組を優勝に導いてくれるだろう。
◇
応援団同士仲を深めるため、南くんと一緒にお昼ご飯を食べることにした。
「詩恩と同じクラスだったの⁉」
「うん。まさか北松さんと友達だなんてビックリだよ」
南くんはくしゃっと笑って、私の倍はあるであろう、大きな弁当箱に入った白ご飯を口に運んだ。
ビックリするのも無理はない。
タイプが正反対だもん、なんで友達になれたんだろうと思うよね。
「へぇ~! プラネタリウムで出会うなんてロマンティックだね~!」
「そう! 出会いは最高だったの! でも、本人はロマンの『ロ』の文字もないくらい冷めててさぁー」