ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
激動の体育祭
前編
詩恩side
「詩恩! 今日は頑張ろうな!」
「おぅ。そっちもリレー頑張れよ」
体育祭当日。
教室を出て健と運動場へ向かう。
まだ朝だけど結構観客いるなぁ。
ま、いつも家族は来ないから、今年も緊張せずに集中できそうだ。
自分のチームの席に向かっていると、斜め前方に光野さんとポニーテール姿の明莉を見つけた。
「おはよう、お二人さん」
「「おはよう!」」
後ろから2人の肩を叩いて挨拶した。そのまま4人で移動することに。
「北松ちゃん、応援団はどう? 自信ある?」
「もっちろん! 優勝狙ってるしね! 星くんは代表者のリレーに出るんだよね?」
「うん! この日のために自主練を重ねてきたから負ける気がしないよ!」
笑顔で話す2人の間にバチバチと火花が飛んでいる。
確か赤組は去年準優勝だったから、「今年こそは優勝するぞ!」と気合いが入っているのだろう。
「冬川くん、元気だった?」
「あぁ……うん」
火花を散らしている2人の後ろを歩いていると、光野さんにポンと肩を叩かれた。
「詩恩! 今日は頑張ろうな!」
「おぅ。そっちもリレー頑張れよ」
体育祭当日。
教室を出て健と運動場へ向かう。
まだ朝だけど結構観客いるなぁ。
ま、いつも家族は来ないから、今年も緊張せずに集中できそうだ。
自分のチームの席に向かっていると、斜め前方に光野さんとポニーテール姿の明莉を見つけた。
「おはよう、お二人さん」
「「おはよう!」」
後ろから2人の肩を叩いて挨拶した。そのまま4人で移動することに。
「北松ちゃん、応援団はどう? 自信ある?」
「もっちろん! 優勝狙ってるしね! 星くんは代表者のリレーに出るんだよね?」
「うん! この日のために自主練を重ねてきたから負ける気がしないよ!」
笑顔で話す2人の間にバチバチと火花が飛んでいる。
確か赤組は去年準優勝だったから、「今年こそは優勝するぞ!」と気合いが入っているのだろう。
「冬川くん、元気だった?」
「あぁ……うん」
火花を散らしている2人の後ろを歩いていると、光野さんにポンと肩を叩かれた。