ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
「呼び止めてごめんね。放課後時間ある? 話したいことがあるんだ」
マジかぁ……。
放課後は赤組の応援団で打ち上げに行く予定があるんだよね。
でも……。
「少しならありますよ!」
「良かった。終わったら校舎裏に来てくれる? 前に2人で話したとこの」
「はい! わかりました!」
いつもより小さい声で話す先輩に小声で答えた。
一体何の話だろう?
もしかして、特別にトロフィーを触らせてもらえるとか⁉
あ、でもトロフィーは確か、優勝したクラスにそれぞれ回るらしいから違うか……。
◇
「北松さんお疲れ! 打ち上げ行く?」
「うん! ちょっと用事があるから先に行ってて!」
「了解!」
南くんに「後で行く」と伝え、急いで校舎裏へ。
周りに誰もいないのを確認し、こっそりと指定場所に行くと、既に先輩が壁に寄りかかって待っていた。
「遅れちゃってすみません!」
「いいよいいよ。俺こそごめんね。打ち上げやるんでしょ? 時間大丈夫?」
「大丈夫です! 少し遅れると言っておいたので!」
今日の主役に気を遣わせてしまった……。
って、自分を責めてる場合じゃない。話を聞かないと。
マジかぁ……。
放課後は赤組の応援団で打ち上げに行く予定があるんだよね。
でも……。
「少しならありますよ!」
「良かった。終わったら校舎裏に来てくれる? 前に2人で話したとこの」
「はい! わかりました!」
いつもより小さい声で話す先輩に小声で答えた。
一体何の話だろう?
もしかして、特別にトロフィーを触らせてもらえるとか⁉
あ、でもトロフィーは確か、優勝したクラスにそれぞれ回るらしいから違うか……。
◇
「北松さんお疲れ! 打ち上げ行く?」
「うん! ちょっと用事があるから先に行ってて!」
「了解!」
南くんに「後で行く」と伝え、急いで校舎裏へ。
周りに誰もいないのを確認し、こっそりと指定場所に行くと、既に先輩が壁に寄りかかって待っていた。
「遅れちゃってすみません!」
「いいよいいよ。俺こそごめんね。打ち上げやるんでしょ? 時間大丈夫?」
「大丈夫です! 少し遅れると言っておいたので!」
今日の主役に気を遣わせてしまった……。
って、自分を責めてる場合じゃない。話を聞かないと。