ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
その翌朝。
「詩恩! おはよう!」
「……おはよ」
登校中、前を歩いている詩恩を見つけ、自転車から下りて声をかけた。
相変わらず冷たい挨拶だな……。
ええい! この際当たって砕けろ!
「何か最近冷たいよね」
「は? どこが?」
「その言い方! なんか突き放されてるように聞こえるの!」
昨日パパが言った、後悔しない選択。
このまま詩恩と話しづらくなるのは嫌なので、単刀直入に尋ねた。
「もしかして何かあった?」
「……お……」
「おーい!」
詩恩が口を開いた瞬間、後ろから黒瀬先輩が自転車に乗ってやってきた。
「おはよー」
「おはようございます!」
「……おはようございます」
あれ……?
いつもなら先輩に可愛く挨拶するのに、どうして私の時みたいに冷たいの……?
「先輩のクラスは今年も女装コンテストするんですか?」
「うん。冬川くんも今年出るんだよね?」
「はい。去年のリベンジを果たそうかと」
なんか暗くない?
もしかして黒瀬先輩と何かあった……?
校門をくぐり、先輩と別れて、詩恩に2年生の自転車置き場までついてきてもらい、話を聞き出す。
「話の途中だったよね。何だった?」
「詩恩! おはよう!」
「……おはよ」
登校中、前を歩いている詩恩を見つけ、自転車から下りて声をかけた。
相変わらず冷たい挨拶だな……。
ええい! この際当たって砕けろ!
「何か最近冷たいよね」
「は? どこが?」
「その言い方! なんか突き放されてるように聞こえるの!」
昨日パパが言った、後悔しない選択。
このまま詩恩と話しづらくなるのは嫌なので、単刀直入に尋ねた。
「もしかして何かあった?」
「……お……」
「おーい!」
詩恩が口を開いた瞬間、後ろから黒瀬先輩が自転車に乗ってやってきた。
「おはよー」
「おはようございます!」
「……おはようございます」
あれ……?
いつもなら先輩に可愛く挨拶するのに、どうして私の時みたいに冷たいの……?
「先輩のクラスは今年も女装コンテストするんですか?」
「うん。冬川くんも今年出るんだよね?」
「はい。去年のリベンジを果たそうかと」
なんか暗くない?
もしかして黒瀬先輩と何かあった……?
校門をくぐり、先輩と別れて、詩恩に2年生の自転車置き場までついてきてもらい、話を聞き出す。
「話の途中だったよね。何だった?」