ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
明莉の連絡は、9割が【今日何食べた?】などのしょうもない内容。
平日は学校で会ってるからあまり来ないんだけど、休日は1時間に最低1回は来るから、返信するのがとても面倒くさい。
まともに返していたのは最初の1週間だけで、今は残り1割の勉強関連のことにだけ返している。
「あー! また溜め息ついたなー!」
「だってしつこいんだもん」
バッサリ言い切り、再び溜め息をつく。
なんか電話の向こうで、「幸せ逃げちゃうぞー!」って叫んでるけど、しょうがないじゃん。
だって昨日、というか今日の0時に、【イケボで囁いて】ってお願いされたんだから。
日付が回る直前まで宿題を教えて、やっと寝られるって時に最後にね。
もちろん、眠かったから【おやすみ】の一言だけしか言っていない。
連絡し合うのが嫌なわけではないが、もう少し頻度を減らしてほしい。
「友達が多い明莉にとってはこれが普通なんだろうけど、俺にはしつこく感じるんだよ」
「ごめん……少し減らしたほうがいい?」
「うん。大事な用事以外はせめて3時間は空けて」
「わかった……」
……強く言いすぎたかな。
でも、これくらい言わないと明莉のペースに呑まれそうだし。
平日は学校で会ってるからあまり来ないんだけど、休日は1時間に最低1回は来るから、返信するのがとても面倒くさい。
まともに返していたのは最初の1週間だけで、今は残り1割の勉強関連のことにだけ返している。
「あー! また溜め息ついたなー!」
「だってしつこいんだもん」
バッサリ言い切り、再び溜め息をつく。
なんか電話の向こうで、「幸せ逃げちゃうぞー!」って叫んでるけど、しょうがないじゃん。
だって昨日、というか今日の0時に、【イケボで囁いて】ってお願いされたんだから。
日付が回る直前まで宿題を教えて、やっと寝られるって時に最後にね。
もちろん、眠かったから【おやすみ】の一言だけしか言っていない。
連絡し合うのが嫌なわけではないが、もう少し頻度を減らしてほしい。
「友達が多い明莉にとってはこれが普通なんだろうけど、俺にはしつこく感じるんだよ」
「ごめん……少し減らしたほうがいい?」
「うん。大事な用事以外はせめて3時間は空けて」
「わかった……」
……強く言いすぎたかな。
でも、これくらい言わないと明莉のペースに呑まれそうだし。