ライオン少女は宇宙系男子を落としたい
◇
「はいどうぞ〜」
「ありがとうございます!」
食堂でラーメンを注文し、受け取って空いている席を探す。
あ、端っこ空いてる。
「お、冬川くん!」
「先輩!」
向かった先にラーメンを啜っている黒瀬先輩を見つけた。
「そっちもラーメン?」
「はい! 今日肌寒いので温かい物を食べようかと」
「俺も一緒!」
先輩の前に座り、ラーメンを啜る。
食道と胃が温まる。
寒さに耐えた甲斐があった。
「冬川くんは食堂と購買どっちが多いの?」
「基本購買が多いです。今日みたいに寒い日は食堂ですね」
「だなー。寒いと外出たくないもんなー」
黒瀬先輩とは、水沢くんを通じて知り合った。
2人は中学の先輩と後輩の関係なんだそう。
チャーシューを口に運んでふと顔を上げると、先輩が物珍しそうに俺を見ていた。
「何ですか?」
「そういや、冬川くんがラーメン食べてるとこ初めて見たなーって。家でも食べるの?」
「たまに食べますよ。でも、インスタントばっかりだと栄養偏っちゃうので、夜は自炊するようにしています」
「偉いねー。俺、全然料理できなくてインスタントに頼りまくってるよ」
「はいどうぞ〜」
「ありがとうございます!」
食堂でラーメンを注文し、受け取って空いている席を探す。
あ、端っこ空いてる。
「お、冬川くん!」
「先輩!」
向かった先にラーメンを啜っている黒瀬先輩を見つけた。
「そっちもラーメン?」
「はい! 今日肌寒いので温かい物を食べようかと」
「俺も一緒!」
先輩の前に座り、ラーメンを啜る。
食道と胃が温まる。
寒さに耐えた甲斐があった。
「冬川くんは食堂と購買どっちが多いの?」
「基本購買が多いです。今日みたいに寒い日は食堂ですね」
「だなー。寒いと外出たくないもんなー」
黒瀬先輩とは、水沢くんを通じて知り合った。
2人は中学の先輩と後輩の関係なんだそう。
チャーシューを口に運んでふと顔を上げると、先輩が物珍しそうに俺を見ていた。
「何ですか?」
「そういや、冬川くんがラーメン食べてるとこ初めて見たなーって。家でも食べるの?」
「たまに食べますよ。でも、インスタントばっかりだと栄養偏っちゃうので、夜は自炊するようにしています」
「偉いねー。俺、全然料理できなくてインスタントに頼りまくってるよ」