無気力系幼なじみと甘くて危険な恋愛実験
「そう!そのピアス!壱が高1の時に勝手に開けたやつ!」
「似合ってない?」
「似合ってる!超超似合ってる!壱に似合わないものなんて滅多にない!でも、仁乃は許してませんから!!」
「んん…?」
「大事な壱の体に穴開けるなんて仁乃という幼なじみが許してませんからね!不良ですからそんなの!」
もう自分でもなに言ってんのか分かんない…。
「…話、逸らそうとしてる?」
ああ、壱の声に苛立ちが…。
「いや、ごめん…」
だって壱がキキキキ…キスとか言うから!
私ははーはーと息を整えてから、深呼吸する。
ふう。