Way to love


今日は行きたい所があるから、付き合ってと言われされるがままに付いていく。

普段、行かない様なお洒落なレストランで怯んでしまう。

「こんなところ……
 今日、普段着だし恥ずかしいよ……」
「何言ってるの?
 十分、可愛いから。
 着替えたいなら新しい服を用意するしヘアメイクが気になるから美容室に連れていく。」

ギュルルル~~
最悪。。。

「あははは!
 本当にちぃちゃんって可愛い!!
 お腹は正直だね~」

「このままで大丈夫。
 凄くお腹が空いてるの。
 デザートは二つ食べたい!!」

「もちろん。
 お気に召すままに、お姫様」チュッ。


彼がキス魔だとやっと気付いた。




レストランの外観とのギャップなのかな、思ったより店内はカジュアルで落ち着きのある雰囲気。

「ちぃちゃん、美味しい?
 付き合ってから初めてだね!」

「うん。美味しい!
 えっ、、、と、なにが?」

「デートらしいデートだよ!
 ここの店、友だちがやってるんだけど好きな人と結ばれたら来たいってずっと思ってたんだよ!」

ストーーープ!!
どこから突っ込めばいいの?


「……ここのお店、お友だちがって凄いで「いくら俺の友達だからってそこまで誉めなくていいから。」

ふふふ。
楓君って案外可愛いところあるんだ。

「思い入れのある場所に連れて来てくれて、ありがとう。」

お礼を言ってしばし見つめ合う…
「楓!
 いらっしゃい!!
 予約が入った時点からそわそわしちゃったよ!
 君がちぃちゃんだね?
 初めてまして、楓の大学時代からの友人で三上 涼(みかみ りょう)と言います。
 ちぃちゃんの事はいつも楓から聞いてます。
 おい!念願叶って良かったな!!
 加奈も自分の事の様に喜んでたぞ!!
 自分が恋のキューピッドなんだって!
 2年、待って良かったな。」



は?
ストーーープ!!
このマシンガントークの中にいくつか不明点というか問題点がありますけど??

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