13人の幼い悪魔たち
水が届いた。私は一気に飲み干す。
時間が少しづつ過ぎていく。他の人は何をしてるのだろう、同じような時間の過ごし方をしているだろうか、1時間は長い。
私はソファに座り目を閉じる。眠くは無い。
この世界は何だろう鮮明な夢だろうか、まだここで行われていることに実感が湧かない。目を開けるとモニターとカウントダウン、やはり夢では無いようだ。
あと残り時間5分そろそろ大部屋に戻ろうかと思う。
ゆっくり廊下を抜けると全員揃ってた。
「何してたの?」
「いや、特に何も」
「そう、じゃあ投票を終わらせて、帰りましょう」
「う、うん」
モニターに映るカウントダウンが0になる。
「それでは投票を始めてください」
皆同時にスマホを見る。全員の名前と一番下に生存の文字。
一瞬顔を上げる。
皆スマホを見てる。
私は迷わず生存を選択する。
「全員入力を確認しました。それでは投票を終了します」
全員顔を上げる。
やっと帰れる。短い時間だったが、とても長くも感じた。
こんな形だけど最後に人と話せてよかったと思った。
もっと違う形で出会えていたらまた別の選択肢もあったのかもしれない。
さようなら。
時間が少しづつ過ぎていく。他の人は何をしてるのだろう、同じような時間の過ごし方をしているだろうか、1時間は長い。
私はソファに座り目を閉じる。眠くは無い。
この世界は何だろう鮮明な夢だろうか、まだここで行われていることに実感が湧かない。目を開けるとモニターとカウントダウン、やはり夢では無いようだ。
あと残り時間5分そろそろ大部屋に戻ろうかと思う。
ゆっくり廊下を抜けると全員揃ってた。
「何してたの?」
「いや、特に何も」
「そう、じゃあ投票を終わらせて、帰りましょう」
「う、うん」
モニターに映るカウントダウンが0になる。
「それでは投票を始めてください」
皆同時にスマホを見る。全員の名前と一番下に生存の文字。
一瞬顔を上げる。
皆スマホを見てる。
私は迷わず生存を選択する。
「全員入力を確認しました。それでは投票を終了します」
全員顔を上げる。
やっと帰れる。短い時間だったが、とても長くも感じた。
こんな形だけど最後に人と話せてよかったと思った。
もっと違う形で出会えていたらまた別の選択肢もあったのかもしれない。
さようなら。