異世界転生したから、楽しくスローライフを送りたい!!
当たる音はしないものの、黒猫のアタックに白いウサギが壁まで飛んでぶつかってしまう。
「ちょっと、闇の! 痛いじゃないのよ!」
ぷんぷんと怒ったウサギに、黒猫はフンっと軽く流して言う。
「まったく、あんたはいつも落ち着きがない。もう少し、静かにしてよね」
「はぁぁぁ!? 私は光の精霊なのよ! 元気と明るさあっての私なの!」
まぁ、言いたいことは分かる。
対となる上にこの二人は結構違った性格だから、大変よね。
私とルーチェさんは互いに顔を合わせて、仕方ないと苦笑いを浮かべた。
「ねぇねぇ、貴方が次のこの森の魔女でしょう? 名前は?」
二匹のやり取りは一旦終わったらしい。
ウサギが私に近寄って、聞いてくる。
うるうるとしたつぶらな瞳が可愛い。
我ながら、いい出来のぬいぐるみである。
「私はシェーナリンデ。みんなにはシーナって呼ばれているのよ」
私の元に来たウサギを、抱きかかえて顔を合わせてご挨拶。
「シーナね! 私、貴方が気に入ったわ。精霊の加護をあげるわね」
そんな言葉と共にキラキラとした粒子が降り注ぎ、私は眩しくって少し目を閉じた。
そして、ウサギさんが言う。
「さぁ、私に名前を頂戴な!」
ウサギさんはニコニコと楽しそうに跳ねながら私の名づけを待っている。
え? これ、名前つけてもいいの?
思わずルーチェさんを振り返れば、少し考えている様子。
「まぁ、光の精霊だし悪いようにはならないでしょう。名前を望んでいるし、つけてやりなさい。そうすれば契約精霊になるから」
契約精霊ってなに?
私の疑問顔にルーチェさんは言った。
「精霊と契約すると、その精霊の系統の魔法が使えるようになるよ。しかも、シーナは光のに祝福もされているから、このまま契約すれば治癒系の光魔法の使い手になれるね」
なんと、そんなことがあるのね!
でも、ウサギさんよ。
私にはたぶん、今世も前世もネーミングセンスは皆無だよ?
それでも、考えに考えてつける。
「あなたは白雪ちゃん! 通称は雪ちゃんね!」
私が名付ければ、ウサギのぬいぐるみが光り輝き、光が消えると白いウサギは二足歩行でこちらに来ました。
「うん、私はユキちゃんなのよ! これから力を貸すから、よろしくなのよ!」
「ちょっと、闇の! 痛いじゃないのよ!」
ぷんぷんと怒ったウサギに、黒猫はフンっと軽く流して言う。
「まったく、あんたはいつも落ち着きがない。もう少し、静かにしてよね」
「はぁぁぁ!? 私は光の精霊なのよ! 元気と明るさあっての私なの!」
まぁ、言いたいことは分かる。
対となる上にこの二人は結構違った性格だから、大変よね。
私とルーチェさんは互いに顔を合わせて、仕方ないと苦笑いを浮かべた。
「ねぇねぇ、貴方が次のこの森の魔女でしょう? 名前は?」
二匹のやり取りは一旦終わったらしい。
ウサギが私に近寄って、聞いてくる。
うるうるとしたつぶらな瞳が可愛い。
我ながら、いい出来のぬいぐるみである。
「私はシェーナリンデ。みんなにはシーナって呼ばれているのよ」
私の元に来たウサギを、抱きかかえて顔を合わせてご挨拶。
「シーナね! 私、貴方が気に入ったわ。精霊の加護をあげるわね」
そんな言葉と共にキラキラとした粒子が降り注ぎ、私は眩しくって少し目を閉じた。
そして、ウサギさんが言う。
「さぁ、私に名前を頂戴な!」
ウサギさんはニコニコと楽しそうに跳ねながら私の名づけを待っている。
え? これ、名前つけてもいいの?
思わずルーチェさんを振り返れば、少し考えている様子。
「まぁ、光の精霊だし悪いようにはならないでしょう。名前を望んでいるし、つけてやりなさい。そうすれば契約精霊になるから」
契約精霊ってなに?
私の疑問顔にルーチェさんは言った。
「精霊と契約すると、その精霊の系統の魔法が使えるようになるよ。しかも、シーナは光のに祝福もされているから、このまま契約すれば治癒系の光魔法の使い手になれるね」
なんと、そんなことがあるのね!
でも、ウサギさんよ。
私にはたぶん、今世も前世もネーミングセンスは皆無だよ?
それでも、考えに考えてつける。
「あなたは白雪ちゃん! 通称は雪ちゃんね!」
私が名付ければ、ウサギのぬいぐるみが光り輝き、光が消えると白いウサギは二足歩行でこちらに来ました。
「うん、私はユキちゃんなのよ! これから力を貸すから、よろしくなのよ!」